- 「ガゼインプロテインとは?」
- 「おすすめのガゼインプロテインが知りたい!」
- 「ガゼインプロテインの飲み方や注意点って何?」
今回の記事はこのような声に応えていきます。
プロテインはホエイやソイなど原料によって様々な種類があります。実はプロテインは種類によって効果の違いや飲むタイミングが異なるのは知ってましたか?
飲むタイミングや効果を知ることで体作りをより効率よく行うことができます!
今回は原料が牛乳由来なタンパク質を含むガゼインプロテインの特徴や飲むタイミングなど徹底的に解説するとともに、おすすめのカゼインプロテインをランキング形式で7選紹介していきます!
ガゼインプロテインとは?メリットやデメリットについて

最初にガゼインプロテインのメリットデメリット、特徴について詳しく解説します。
メリット | 〇吸収がゆっくりで長時間効果が持続(6~8時間) 〇腹持ちがよく、ダイエット中にも使いやすい 〇筋分解を抑え、就寝前に適している 〇グルタミンが豊富 |
デメリット | ×吸収が遅いため、運動直後には不向き ×溶けにくく、味や舌触りが重いことがある ×乳製品アレルギーや乳糖不耐症の人には不向き |
ガゼインとは牛乳に含まれるたんぱく質の約80%を占める「カゼイン」という成分のことで、牛乳から脂肪やホエイを取り除いたときに残る不溶性の固形成分です。
たとえばヨーグルトやチーズを作る際、上澄みにある液体がホエイで、固まった部分がカゼインです。ホエイが水に溶けやすい水溶性であるのに対し、カゼインは不溶性で固まりやすく、この性質がプロテインとしての特徴にもつながっています。
カゼインプロテインの最大の特徴は、吸収速度が非常にゆっくりであること。ホエイプロテインが2〜3時間ほどで体に吸収されるのに対し、カゼインは7〜8時間かけて徐々に吸収されます。そのため、長時間にわたって血中のアミノ酸濃度を高い状態で保ちやすく、筋肉の分解を防ぐ効果が期待されます。
また、ゆっくり吸収されることで腹持ちがよく、満腹感が続きやすいというメリットも。ダイエット中の間食代わりや、夜寝る前のたんぱく質補給としても人気があります。
さらに、カゼインプロテインにはアミノ酸の一種「グルタミン」が豊富に含まれており、運動の疲労回復や免疫サポートにもつながる成分をもっています。
一方でデメリットもあります。カゼインは牛乳由来であるため、乳糖を含んでおり、乳糖不耐症の方や胃腸が弱い方には不向きな場合があります。そして吸収がゆっくりな分、トレーニング直後の栄養補給には不向きとされています。
ガゼインプロテインのコスパ最強おすすめランキング
ガゼインプロテインの基礎知識を知ったところで、ここからは高たんぱく質でコスパ最強なガゼインプロテインをランキング形式で7選紹介します!
今回紹介するプロテインはいずれも高たんぱく質でコスパが良く、人気の高いプロテインから厳選して選んでいます。コスパは1食分から摂取できるタンパク質の量とその金額から算出して比較してます。
- 価格は2025年4月15日時点のものであり、販売サイトや時期によって変動する可能性があります。
順位 | プロテイン名 | タンパク質(1食あたり) | タンパク質含有率 | タンパク質総量 | 金額 | コスパ(1gあたり) |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | ![]() エクスプロージョン スロープロテイン | 21.4g(1食約25g) | 約85.6% | 約2,140g(2.5kg) | ¥6,264 | 2.93円 |
2位 | ![]() NICHIGA カゼインミセルプロテイン | 15.7g(1食約20g) | 約78% | 約785g(1kg) | ¥3,199 | 4.07円 |
3位 | ![]() バルクスポーツ ビッグカゼイン | 24.3g(1食約30g) | 約81% | 約810g(1kg) | ¥4,350 | 5.37円 |
4位 | ![]() Myprotein カゼイン ミセル | 24g(1食約30g) | 約80% | 約800g(1kg) | ¥4,891 | 6.11円 |
5位 | ![]() ULTORA スローダイエットプロテイン | 21.7g(1食約30g) | 約72.3% | 約723g(1kg) | ¥4,890 | 6.76円 |
6位 | ![]() 森永 ウイダー マッスルフィット | 20g(1食約30g) | 約77.6% | 約651g(0.84kg) | ¥4,380 | 6.72円 |
7位 | ![]() ザバス MPC100 | 19g(1食約30g) | 約72% | 約583g(0.81kg) | ¥4,141 | 7.10円 |
さっそく1つずつ特徴を見ていきましょう。
1位 エクスプロ-ジョン 100%ナチュラルスロープロテイン(カゼイン)

【ヨーグルト味 2.5kg】100%ナチュラルスロープロテイン(カゼイン)
100%ナチュラルスロープロテイン(カゼイン) | ヨーグルト味 |
---|---|
原材料名 | 乳たんぱく(乳成分を含む)、脱脂粉乳、果糖、乳等を主要原料とする食品、香料、甘味料(スクラロース)、乳化剤(大豆由来) |
栄養成分 1食(30g)あたり | エネルギー:108.9kcal たんぱく質:23.9g 脂質:0.33g 炭水化物:2.46g 食塩相当量:記載なし(※推定) |
その他成分 | - |
エクスプロ-ジョンのナチュラルスロープロテインは乳由来のガゼインを100%使用し、純度の高いタンパク質が含まれてます。
高品質ながら、1kgあたり約2,400円前後と、カゼインプロテインとしては非常にリーズナブルな価格設定です。高タンパク質で価格も安いため、ガゼインプロテインに初めて挑戦する方におすすめです。
また、無駄な成分を省いたシンプルな設計で、乳糖も極限までカットされているため、乳製品でお腹を壊しやすい方にも安心です。味の方もヨーグルト味が一番おすすめで甘みが控えめでさっぱりとした酸味でゴクゴクと飲めます。
2位 NICHIGA カゼインミセルプロテイン

NICHIGA(ニチガ) カゼイン ミセル プロテイン 1kg [牛成長ホルモン不使用] Casein Protein 乳化剤甘味料香料不使用 プレーン味
NICHIGA(ニチガ) カゼイン ミセル プロテイン | プレーン味 1kg |
---|---|
原材料名 | 乳たん白(乳成分を含む) |
栄養成分 1食(30g)あたり | エネルギー:107.1kcal たんぱく質:23.55g 脂質:0.39g 炭水化物:2.37g 食塩相当量:0.06g カルシウム:759.6mg |
その他成分 | - |
NICHIGA のカゼインミセルプロテインは甘味料や保存料などが不使用な無添加にこだわったプロテインです。
甘味料が使用されておらず牛乳本来の自然な甘みだけを抽出して製造してるため、とてもまろやかな味で甘さは控えめです。
農薬や動物用医薬品の乳への農薬の検査を実施されていれ品質も保証されています。甘すぎる飲み物が苦手な方や無添加なガゼインプロテインが飲みたい方におすすめの商品となっています。
3位 バルクスポーツ プロテイン ビッグカゼイン

バルクスポーツ プロテイン ビッグカゼイン 持続型たんぱく源 カゼインミセル100 プレーン 1kg ノンフレーバー 無添加
バルクスポーツ ビッグカゼイン | プレーン味 |
---|---|
原材料名 | 乳たんぱく(乳成分を含む、フランス製造) |
栄養成分 1食(30g)あたり | エネルギー:107kcal たんぱく質:24.3g 脂質:0.5g 炭水化物:1.2g |
その他成分 | - |
バルクスポーツのビックガゼインは他のプロテインとは違いガゼインミセルを使用したプロテインです。
一般的なガゼインとは違い生乳内の自然な構造を維持するため栄養価が高く、粒子も大きいため吸収も緩やかです。そのため就寝前に飲むのが特に最適でガゼインプロテインの強みをさらに引き出したプロテインとなっています。
ちなみにプレーン味は甘味料も使われてないため体にもよく甘さは控えめで牛乳と溶かして飲むと美味しいです。一部口コミでは溶けにくくダマになりやすいそうなのでよくシェイクしてから飲むのがおすすめです。
4位 Myprotein カゼインプロテイン

Myprotein カゼイン ミセル パウダー(カゼイン プロテイン)
Myprotein カゼイン ミセル パウダー | ノンフレーバー |
---|---|
原材料名 | マイセラカゼイン(乳成分)100% |
栄養成分 1食(30g)あたり | エネルギー:107kcal たんぱく質:24g 脂質:0.5g 炭水化物:1.8g 食塩相当量:0.18g |
その他成分 | - |
Myproteinのカゼイン ミセル パウダーは、余計な添加物を一切使わず、カゼインたんぱく質そのものをシンプルに摂取できるのが特長です。
1回分でたんぱく質をしっかり約24g摂取でき、脂質や糖質も少なめなので、ダイエット中やクリーンな栄養補給を重視する方にもぴったりです。価格も比較的リーズナブルで、続けやすさも魅力です。
味に関しては、無味タイプならではの「粉っぽさ」や「ミルク感」がしっかり感じられ、人によってはやや飲みにくさを感じるかもしれません。ただし、甘さがない分、スムージーやコーヒー、無調整豆乳などに混ぜて使うとクセが気にならず、自分好みに調整しやすいのがポイント。
5位 ULTORA(ウルトラ) スローダイエットプロテイン

ULTORA ウルトラ ダイエット ホエイ プロテイン 黒ゴマきなこ風味 1kg ダイエットサポート 置き換え ホエイ カゼイン 人工甘味料不使用 国産 女性
ULTORA スローダイエットプロテイン | 黒ゴマきなこ風味 |
---|---|
原材料名 | 乳清たんぱく(乳成分含む)(ドイツ製造)、乳たんぱく、ごま加工品(ごまを含む)、難消化性デキストリン、ココアパウダー、海洋深層水加工品、デキストリン、紅茶エキス/香料、酸味料、乳化剤(大豆由来)、甘味料(ステビア)、V.C、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、V.B6、V.B2、V.B1、V.B12 |
栄養成分 1食(30g)あたり | エネルギー:113kcal たんぱく質:21.0g 脂質:1.4g 炭水化物:4.2g(糖質:3.7g、食物繊維:0.5g) 食塩相当量:0.2g ビタミンC:27mg ナイアシン:6mg パントテン酸カルシウム:3.5mg ビタミンB6:0.8mg ビタミンB2:0.8mg ビタミンB1:0.7mg ビタミンB12:2.7μg |
その他成分 | 人工甘味料・合成着色料・保存料不使用 |
ULTORA(ウルトラ)のスローダイエットプロテインは、吸収の早いホエイプロテインと吸収の遅いカゼインプロテインをブレンドしたミックスタイプです。
ガゼインだけでなく食物繊維も配合させることで、日常的なタンパク質補給として飲むのはもちろんの事、満足感もあるため減量中の間食としてもおすすめです。
また素材にもこだわっていて天然素材であるステビアを使用することで人工甘味料も使われていません。ビタミンも7種配合されていて豊富な栄養素も魅力的ですね。
6位 森永 ウイダー マッスルフィット プロテイン

ウイダー マッスルフィットプロテイン 森永ココア味 840g 森永製菓
ウイダー マッスルフィットプロテイン | 森永ココア味 |
---|---|
原材料名 | ホエイたんぱく(アメリカ製造、オーストラリア製造)、乳たんぱく、カゼインカルシウム、ココアパウダー、砂糖、食用油脂、カラメルソース/炭酸Ca、乳化剤、香料(大豆由来)、酵素処理ルチン、グルタミン、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース)、ピロリン酸鉄、ナイアシン、パントテン酸Ca、V.B6、V.B2、V.B1、葉酸、V.B12 |
栄養成分 1食(30g)あたり | エネルギー:114kcal たんぱく質:23.3g 脂質:0.4~1.2g 炭水化物:2.2~4.8g 食塩相当量:0.12~0.36g カルシウム:415mg 鉄:3.6mg ナイアシン:10.5mg パントテン酸:2.4mg ビタミンB1:0.46mg ビタミンB2:0.74mg ビタミンB6:0.51mg ビタミンB12:0.9~5.9μg 葉酸:80μg |
その他成分 | グルタミン酸(グルタミンを含む):5160mg 遊離グルタミン:26mg たんぱく質無水物換算値:24.5g 酵素処理ルチン(EMR):42mg配合 アミノ酸スコア:100 |
ウイダーのマッスルフィットプロテイン は、ホエイとカゼインの2種類のたんぱく質を独自配合したプロテイン”です。
ホエイの素早い吸収とカゼインの緩やかな吸収を組み合わせることで、トレーニング後はもちろん、就寝前など長時間にわたる栄養補給にも最適です。さらに、カルシウムや鉄、ビタミンB群などの栄養素も豊富に含まれており、体づくりを総合的にサポートすることもできます。
森永のココアを使った優しい甘さで、プロテイン初心者にも飲みやすく、継続しやすい味わいが魅力です。デザート感覚で美味しく飲みたい人にもおすすめとなっています。
7位 ザバス(SAVAS) カゼイン&ホエイ プロテイン

ザバス(SAVAS) カゼイン&ホエイ プロテイン MPC100 ココア味 810g 明治
ザバス カゼイン&ホエイ MPC100 | ココア味 |
---|---|
原材料名 | 乳たんぱく質(ニュージーランド製造)、ココアパウダー、デキストリン、植物油脂、食塩/甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース、アセスルファムK)、香料、乳化剤、V.C、増粘剤(プルラン)、V.B2、V.B6、V.B1、ナイアシン、V.D、(一部に乳成分・大豆を含む) |
栄養成分 1食(30g)あたり | エネルギー:102kcal たんぱく質:20.0g 脂質:0.9g 炭水化物:4.1g(糖質:3.0g、食物繊維:0.6~1.7g) 食塩相当量:0.16~0.68g ナイアシン:3.3~8.7mg ビタミンB1:0.67mg ビタミンB2:1.00mg ビタミンB6:0.40~1.63mg ビタミンC:43mg ビタミンD:12.1μg |
その他成分 | タンパク含量:72%(製品無水物あたり) アミノ酸スコア:100 |
ザバスの「カゼイン&ホエイ MPC100 ココア味」は、ホエイたんぱくとカゼインたんぱくをバランスよく配合した、持続吸収型のプロテインです。
カゼインのゆっくりとした吸収で空腹感を感じにくく、就寝前や間食代わりにもぴったりです。さらにビタミンB群やビタミンCなどの栄養素も強化されており、トレーニングの成果をしっかりサポートしてくれます。
味はまさに“ザ・ザバス”といった感じの飲みやすいココア味で、クセがなく牛乳や水にもしっかり溶けやすいのが好印象です。甘さはやや強めですが、人工的な後味は少なく、毎日続けても飽きにくい作りになってます。
ガゼインプロテインの選びかた

今回紹介したガゼインプロテイン以外にもAmazonや楽天市場では様々なガゼインプロテインが販売されています。プロテイン選びを後悔しないために以下のポイントを参考にしてみてください。
- 1食あたりのタンパク質と金額からコストパフォーマンスを計算し安いものを選ぶ
- タンパク質以外にもビタミンや亜鉛などの栄養が含まれてるものを選ぶ
- 第三機関などによる検査や認証を受けてるものを選ぶ
- 人工甘味料などの添加物が含まれてないものを選ぶ
- 原材料が国産のものを選ぶ
- フレーバーの種類が多いものや美味しいものを選ぶ
プロテイン選びで重要となってくるのがただ単に金額が安いものを選ぶとたんぱく質が多く含まれてない製品もあります。そのため1食あたりのタンパク質含有量と金額からコスパを計算し比較してくことが重要になります。
しかし極端に安いプロテインは「付属のスプーンが付いてない」、「美味しくない」、「添加物が多く含まれてる」などのコスト削減策が行われてる可能性もあるので口コミ評価や成分表に目を通し注意してください。
はじめて買う方はまず程よいコスパの良さで栄養素が多く含まれてるものから購入するのがいいでしょう。
ガゼインプロテインを効果的に飲む方法

ガゼインプロテインは飲むタイミングを工夫することでより効果を高め飲むことができます。覚えておくだけで役に立つ知識ですので紹介します。
飲む時間帯 | 効果・おすすめ理由 | 備考 |
---|---|---|
✅ 就寝前(夜) | 睡眠中にゆっくり吸収され、筋分解を防ぎ、回復を促進 | 最もおすすめのタイミング |
✅ 間食・空腹時間が長くなる前 | 血中アミノ酸濃度を安定させ、空腹感を抑えつつ筋分解を予防 | 昼〜夕の間食や朝食〜昼食の間などに◎ |
✅ トレ後(ホエイの後に) | ホエイで即効吸収、カゼインで持続補給。回復と合成を長時間サポート | ホエイと組み合わせるのが効果的 |
ガゼインプロテインはたんぱく質の吸収速度が緩やかなため、ゆっくり効果が効いてほしいときがおすすめです。
そのため就寝中のたんぱく質の枯渇を防ぐのにぴったりです。就寝の30分〜1時間前に飲むと、7〜8時間かけてじっくりアミノ酸が供給され、筋肉の分解を抑え、回復をサポートします。
また小腹がすいたときに飲むと空腹感も満たされるのでダイエット中の間食としてもおすすめです。
しかし、運動後など素早く筋肉にアプローチしたい場合は、吸収速度が遅いためホエイプロテインと混ぜて飲めるミックスタイプが向いています。

ガゼインプロテインが体に悪いってホント?
「カゼインプロテインは体に良くないのでは?」といった声を目にして、不安になった方もいるかもしれません。ですが、適切な量を守って摂取している限り、カゼインプロテインが健康に悪影響を及ぼすという心配は基本的にありません。
カゼインはゆっくりと吸収される性質があるため、満腹感が長く続く反面、人によっては胃に重く感じることがあります。特に胃腸が弱い方や、消化器系にトラブルを抱えている方は、飲んだあとに違和感を覚えるケースもあるようです。
そういった場合には、無理に続けるのではなく、ソイプロテインなど乳成分を含まないものに切り替えるのも一つの方法です。どんなプロテインでも言えることですが、体に必要な量を守り、過剰に摂りすぎないようにすることが大切です。


まとめ
いかがでしたか?
今回はガゼインプロテインの特徴やおすすめ、飲み方などについて詳しく紹介しました。
プロテインは種類によって特徴や飲み方が違くてプロテイン初心者の人にとっては難しいと思いますがこの記事ですこしでも悩みが解決できたのなら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント